人の数だけ正義がある!ジャッジを捨てて生きてみる
こんにちは。Hanaです。
毎日、とかくジャッジをしがちな私たち。
これはいい、悪い、これが正しい、間違っている、何が楽しい、つまらない、ありとあらゆるジャッジをしては、相手を打ち負かそうとしています。
コロナ禍では「マスク警察」なるものが跋扈し、少し前は、「論破」なんて言葉が流行りましたね。あれもジャッジの最たるものでしょう。
どうして私たちは、こんなにジャッジをして生きているのでしょうか。そもそもジャッジの基準は人それぞれなのに、どうして人はそこまでジャッジをしたがるのでしょうか。
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ジャッジをしたがる私たち
理由の一つに、自分の意見に自信がない、裏付けが欲しい、というものがあります。
ケンブリッジ大学の研究によると、人間は1日に3万5千回の選択をして生きていると言われています。
朝、目覚ましが鳴った瞬間から、もう少し寝るか、すぐに起きるかという選択を迫られ、起きてからは水を飲むかそれともお手洗いに行くかという選択を迫られ、顔を洗ったらタオルをどれにしようかという選択に迫られ、服を着替える段になったらどの服を着ればいいかという選択に迫られ・・・
考えるだけでも気が遠くなりそうなほどの無数の選択を、私たちは無意識のうちに行なっているのです。
そうした中、どれが良くてどれが悪いか、ということまで自分でいちいち考えていたら、それこそ頭がパンクしてしまいますよね。そういう時に、基準となるものがあれば、選択が楽になります。
もちろん、汚れたタオルより綺麗なタオルが良い、仕事の時は派手な衣装よりお決まりのスーツがいい、といった基準は必要ですが、判断が曖昧で難しいものにまで、私たちは白黒つけようとしがちです。
また、時に人は、自分の判断に自信がなくなります。そんな不安から逃れるために同意意見を求めたり、反対意見に猛然と抗議したりするのです。
人の数だけ判断の基準がある
夫婦間や職場内でも、些細なことで意見が合わなかったりすると、険悪なムードになりますよね。
それは、お互いに意見が違うことが認められず、自分の方が正しいと主張し合うから。でも、それは当たり前のこと。人の数だけ善悪の判断基準があるのですから。
そう考えると、どっちが正しい、どっちが間違っている、という議論自体が不毛なのです。
相手の意見を取り入れて、自分の意見をさらにバージョンアップしていけばいいだけのこと。相手の意見に納得いかなくても、「そういう考え方もあるよね」と一旦受け入れた後で、「ここはこうしたらいいんじゃない?」と建設的な提案をし合いながら、すり合わせを行なっていけばいいのです。
ジャッジがないと迷ってしまうのでは?
ジャッジをしないと、重要な決断をする時に何を基準を決めればわからなくなりそう、という意見もあるでしょう。
でも、その基準自体、誰が決めたものなのでしょうか?なんとなく皆がそう言っているから、とか親がそう言うから、といった基準なら、その信憑性をどこに求めたらいいのでしょうか?
そんな曖昧なものを基準に決めていては、いつの間にか本当に自分の人生の迷子になってしまいます。
進学校に行けば安心だと思って志望校を決めたけれど、本当は違う学校に行きたかった。なんか、楽しくない。ジャッジが間違っていたのではないか?そうやって他の人を責め続けても、しょうがありません。
自分の行きたい気持ちに従えばいいのです。本当はどうしたいのか、自分の気持ちをしっかり見つめてみましょう。誰も責任をとってくれない「世間の基準」になど従わず、他でもない自分自身の基準で決めるべきなのです。
自分の価値観をしっかりと知る
自分自身の基準、それは「価値観」です。人によって、それぞれ大切にしているものが違います。
例えば、友情や人との繋がりを大切にしている人が、追いつけ追い越せの進学校で常にいい成績を上げ続けるというのはなかなか精神的に厳しいものがあるでしょう。
家族との時間を大切にしたい人が、毎日残業をしないといけないようなオーバーワークの会社に勤めてしまっては、いくら収入があがっても幸せとは程遠い生活になりそうです。
世間一般の基準に従った結果、こんなはずじゃなかった・・・という人生を送らないためにも、自分自身の価値観をしっかりと知っておきましょう。
時間をとって、ゆっくりと、自分が幸せを感じる瞬間をノートに書き出していきます。
「美味しいご飯を、大好きな人と食べているとき」とか
「自然あふれる環境で、ゆったりと自由に過ごしているとき」とか
「誰にも邪魔されずに趣味に没頭してるとき」とか
「学年一位の成績を取って廊下に名前が張り出されたとき」とか
人それぞれ、いろんな「幸せを感じる瞬間」があるはずです。
そして、それらの共通点を探していくと、自分にとって本当に大切なものは「自由」だったり「創造」だったり、「愛情」だったり「名誉」だったり、と気づくことができるはず。
大切なことは、そこでもジャッジをしないこと。
「これが大切なら、私は成功できないのではないか」などと思う必要はありません。そもそも、人によって「成功」の形が違うのだから。あなたにとっての成功はその価値観を満たすことなのです。
まとめ
あなたにとっての「正しい」は、誰かにとっての「間違っている」かもしれない。
でも、いいんです。同じである方がおかしいのだから。
そもそも、人の数だけ正義があるし、人の数だけ幸せの形がある。
だから、他人の意見に惑わされず、自分の心に聞いて決めていいんです。
あなた自身のことはあなたが一番知っている。そして、あなたを幸せにできるのはあなただけなのです。