辛い気持ちが消えていく!吃音で辛いとき、自分にかけて欲しいひとこと
こんにちは。Hanaです。
今日は、吃音で辛い時に自分にかけて欲しい一言について、お話しします。
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辛い気持ちを押し込めていませんか?
私たちは今まで、吃音でたくさん苦しい思いをしてきました。皆が普通にできることができない、それは本当に辛いことです。
うまく話せなくて苦しい、悲しい、悔しい。頑張ってはいるけれど、なかなか話せるようにならない自分が不甲斐ない。歯痒い。
あなたは、そういった気持ちをちゃんと吐き出してきましたか?
クヨクヨしたって仕方がない、もっと前向きにならなければ、などと言って、辛い気持ちを心の奥に、押し込めてきたのではないでしょうか。
押し込めてきた気持ちは、消えきっていない炭のようなもの
しかし、そうやって気持ちを押しこめてしまうと、いつまでもそれは燻ったままになってしまいます。
それはちょうど、火が完全に消えていない炭のようなもの。一見消えたように見えても、火種が残っていて、少し風を送るとまた火がつきます。
こういう気持ちを完全に消すことなく、心の中に押し込めておくと、いつか何かの拍子で火がついて、ぼうっと燃えさかることもあるかもしれません。そのまま放っておくのは、危険なのです。
マイナスの感情は全て吐き出して受け止める
まずは、ノートにモヤモヤした気持ちを書き出してみてください。
・喫茶店でうまく注文できなくて、店員さんに怪訝な顔をされてしまって恥ずかしかった。
・電話口でうまく声が出なくて、「もしもし?」と不安そうな声で聞かれてしまった。どうしていつもこうなんだろう。
・話している時に声が出なくなって、顔が歪んでしまった。あの人に変に思われたかな。悲しい。
・吃ってしまう言葉があったから、言い換えをしてひどく回りくどい言い方になってしまった。悔しい。本当はもっとスマートに説明できるのに。・・・などなど。
そして、それをじっくり読んで、しっかりと受け止めてあげてください。
ジャッジをせず、ただ、受け止めるのです。
そうすると、そのモヤモヤした気持ちが、煙が消えていくように少しずつ、消えていきます。
そしてこの言葉をかけてあげて
そして、この言葉をかけてあげましょう。
「でも、あなたは悪くないよ」と。
あなたは何も悪くありません。
吃音はあなたのせいではないのです。だから、自分を責めないでください。決して、自分を責めてはいけません。自分を責めるということは、一番の味方を無くしてしまうということです。
あなたは、生まれてから死ぬまで、あなた自身の一番の味方であってください。辛い時、悲しい時、その気持ちをただ受け止めてあげられる、そういう存在がいないと、私たちは苦しくなります。
でも、それを他人に求め続けるのは難しい。
だから、自分自身がその役割を担ってあげないといけないのです。
まとめ
マイナス思考はダメ、いつでも前向きに頑張らなくちゃ。
そういう気持ちを持つことは大切ですが、時にはそうなれない自分もいます。
そんな自分を責めてはいけません。吃音はあなたのせいじゃない。それに苦しめられるあなたが辛いのは、当たり前なのです。だから、まずは辛い気持ち、悲しい気持ち、苦しい気持ち、そういうマイナスの感情をしっかりと吐き出し、否定せずに受け止めてあげましょう。
「でも、あなたは悪くない」。
そういって自分を抱きしめてあげることで、あなたの辛い気持ちは少しずつ消えていき、新しい一歩を踏み出せるようになるのです。