誰もが持っている?!潜在力を引き出す方法
こんにちは。Hanaです。
突然ですが、私は「潜在力開拓ライフコーチ」として活動しており、「潜在力」という本も著しました。私にとって、この「潜在力」というのは大きなキーワードになっています。
「潜在力」とは「その人がもともと持っている力」のことです。
「潜在力」といういささか大袈裟な言葉のおかげで、誰もが驚くような超人のような力、を想像してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そういうことではなく、もともとあなたが持っている力、能力のことです。
つまり、誰にでも「潜在力」はあるのです。それでは、この潜在力、どう引き出せばいいのか、説明していきましょう。
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吃音における「潜在力」とは
吃音で考えてみましょう。
独り言を言ってる時は吃らない、斉読(みんなで声を合わせて読むこと)をしている時は吃らない、という方は多いと思いますが、そのような方は「吃らないで話す」という潜在力を持っているわけです。
吃音者のほとんどは、「スラスラと話せる」場面を経験しています。その状態はいわば、何の邪魔も入らず「潜在力」を発揮させている状態。
でも、吃音が出てしまう時は何らかの邪魔が入ったおかげで、その「潜在力」を発揮できない状態なのです。
その邪魔とは何か。
これまでの経験から潜在意識にインプットされた「思い込み」です。
人前で話した時に吃ってしまった、という経験から、「人前で話すときは吃る」という思い込みが出来上がってしまう。
そうすると、その思い込みが「潜在力」の自然な発動を妨げてしまうのです。
「思い込み」をどうやって外すのか
では、この邪魔な「思い込み」をどうやって外せばいいのか。
それは、実はとても大変なことです。なぜなら、その思い込みは、長い年月の中で培ってきたものだから。
その思い込みのおかげで「吃る」経験が再発され、さらにその思い込みを強化してしまい、さらに「吃る」経験が再発される。その経験がさらに思い込みを強化させる・・・といった負のループによって固く固く塗り固められてしまった思い込みだからです。
でも、どんなに強化な思い込みであっても、外すことは不可能ではありません。
「思い込み」という古い思考の回路がどんなに踏み固められたものであっても、新しい道を切り開いてその道を通る回数を増やせば、いつかはそこがメインストリートになるのです。
新しい「道」の作り方
それでは、どうやってその道を切り開くか。
地味ではありますが、確実な方法は「成功体験を積み重ねること」です。
普段力を入れずに楽に話せた経験があったら、それをしっかりと記憶して、インプットする。日記に記したり、その時の感覚をしっかりと覚えておいて、折に触れて思い出すのです。
そして、「吃らない経験」をたくさんしましょう。
独り言で吃らないなら、一人の時にたくさん独り言を言う、音読で吃らないなら、何度も音読を繰り返す、斉読で吃らないなら、誰かに協力してもらって、斉読をたくさんする。
ここで大切なことは、「できないことにチャレンジしない」ことです。
音読をしていて、ついついできること以上のことを目指してしまう人がいますが、これはスポーツの訓練とは違います。スポーツの練習は、できないことにチャレンジしてそれをできるようになることを目指しますが、この「成功体験の積み重ね」は「今できることをたくさんやる」ということが大切なのです。
そしてもう一つ、「快」を組み込むことも大切です。苦行は続きません。楽しいことは続きます。
音読で吃らないなら、好きな本を読んでみるとか、独り言を言うのでも、ネガティブなことを言うのではなく、たとえば推しのアーティストを会話している姿を思い描くなど、楽しい場面を思い浮かべましょう。
こうして「快」を入れ込むことによって続けられるようになり、結果として「吃らずに話せる」という新しい「思い込み」の思考回路を強化していくことができるのです。
まとめ
「吃らない体験」を繰り返すと、脳の中に「私は吃らずに話せる」という思い込みができあがります。
そしてこの思い込みによって、「吃らない体験」がまた起こる。そしてこの体験が「吃らずに話せる」、という思い込みを強化する・・・といういいループが出来上がるのです。
こうして出来上がった新しい思い込みは、新しい道となって何度も通ることによって踏み固められ、いつしかメインストリートになります。
そして、今までの古い思考回路(負のループ)であった古い道は、いつの間にかなくなってしまうのです。