(吃音のあなたへ)最終的にはここ目指します!吃音改善の本当の意味とは?

こんにちは。Hanaです。

今日は「吃音改善」の本当の意味について話したいと思います。

吃音が「改善された」というと、皆さんはどのような状態を想像しますか?

吃ることも、つまることもなく、人前でもスラスラと話せている状態、かしら?

Hana

そうですよね。でも、私は「改善」を違う意味で使っているんです。

えっ?どういう意味なの?

Hana

私の考える「吃音改善」について、(炎上覚悟で)話していきますね!

動画でサクッと学びたい人はこちらから↓

「吃音」を改めるのではなく「吃音に対する認識」を改める

吃音自体が悪いものだから、良いもの(皆と同じ話し方)に改める、という意味ではなく、吃音に対する認識が誤っているから正しいものに改める、という意味で、私は「吃音改善」という言葉を使っています。

つまり

「吃音は悪いもの」という認識から、「吃音は良いものでも悪いものでもない」という認識に変える

ということ。

吃音に良い点なんてない、という反論も聞こえてきそうですが、ちゃんと吃音にも良い面もあります。詳しくはこの動画をご覧くださいね。

つまり、吃音は良いところも悪いところもある、言い換えれば良いものでも悪いものでもない、ということなのです。

誰にでも吃音のような症状はある

そもそも、どんな人でも詰まったり吃ったり、という吃音の症状は少なからずあります。全くない、という人はいないはずです。嘘だと思うなら、一度誰かが話しているのをじっくり聞き耳を立てて聞いてみてください。

回数の違いはあれど、吃音症だと診断されていない人たちも同じ症状がある。

でも、皆全くそれを気にしていないのです。「なんか噛んじゃった」くらいにしか思っていません。

でも、吃音の人たちはその症状がまた出てしまうのではないか、と過度に恐れ、そのことに意識を集中させすぎてしまうから、体に余計な力が入り、意識しなくても良いところに意識を向けてしまうので、吃音が出てしまうのです。

ためしに今立ち上がって、歩幅を30センチぴったりにして歩いてみてください。右足を30センチ前に出して、右足も30センチ前に出して・・・となると、いつもは無意識に動かしている足の動きに、余計な意識が集中してしまい、うまく歩けないはずです。

話すということも同じで、無意識に行なっている「声を出す」という行動に余計な意識が集中してしまうから、吃ってしまうのですね。

無意識の力に任せるには

それでは、無意識の力に任せて声を出すにはどうすれば良いのでしょうか。

答えは簡単、「吃音は100%悪である」という考え方を捨てることです。

「吃音は100%悪である」と思うから「絶対に出さないようにしよう」と考え、体に余計な力が入り、意識しなくても良いところで意識して、無意識の力を妨げるので吃ってしまう

そうすると、また「吃音は100%悪である」という考えが強化されてしまう。そしてまた「今度こそ絶対に出さないようにしよう」いう意識になり、吃ってしまう。という悪循環に入っていきます。

そうではなく、「吃音はいいことでも悪いことでもない」と思い、「吃音は出ても出なくても構わない」という意識になれば、余計な力は入らなくなり、無意識の力に身を委ねることができるようになります

そうすると、吃らなくなる。その結果、吃音に意識がいかなくなる。だから「吃音は出ても出なくても構わない」という意識になり、吃らない。そうした好循環に入っていくのですね。

吃音そのものが気にならなくなる

そうすると、だんだんと意識から吃音そのものが消えていきます

それでなくても、私たちにはたくさん他に考えることがあるはず。

気になるあの人をどうやって振り向かせようか・・・
あのプロジェクトをどうやって成功させようか・・・
今度の旅行はどこに出かけようか・・・

そうやって、他のことを考えているうちに、どんどん吃音は隅に追いやられ、そのうち気にすることもなくなっていきます

そうすれば、しめたもの。たまに存在アピールをしてくる(吃音が出てくる)こともあるかもしれませんが、それもまた「吃音は良いことでも悪いことでもないから、出たって構わない」と受け流せば、繰り返されることはありません

これが、吃音を持たない、普通の人の思考状態です。そしてこれこそが、私の考える「吃音が改善された」状態なのです

まとめ

いかがでしたか?

吃音が改善することの本当の意味をわかっていただけたでしょうか?

誰だって、詰まったり吃ったりすることはある。それを気にしないで受け流せるようになることが吃音が改善した、という状態なのね。

Hana

その通り!アナウンサーのようにスラスラと話せるようになることではないのです。

完璧な話し方を目指すのではなく、詰まっても吃っても、てへぺろ、と受け流す。そのくらいのゆるさが身につけば、吃音そのものも気にならずに肩の力を抜いて話せるようになってくるはずです。

吃音は良いことでも悪いことでもない。だから、吃りが出たって構わない。そう唱えながら、無意識に体を委ねてみましょう。

それこそが、あなたの潜在力を発揮する秘訣でもあるのです。

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