(吃音のあなたへ)結局コレだった!吃音改善に必要なたった2つの考え方
こんにちは。Hanaです。
質問をいただきました。「吃音が出ている時、言い換えをしないほうがいいか、したほうがいいか」というものです。
結論から言うと、言い換えはしてもしなくても構いません。それで言えるようになるなら、言い換えも有効でしょうし、どうしても言いたい言葉があるなら、頑張って言うのもいいでしょう。
でも、問題は「どうして言い換えをしなければならないのか」というところにあります。
それは、根底に「吃ってはいけない」という気持ちがあるからではないでしょうか。
今日はこの「吃ってはいけない」という気持ちの弊害について述べていきたいと思います。
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「吃ってはいけない」という制限があなたを吃らせる
これまで、私は自分の体を実験台にして、ありとあらゆることを試してきました。
その中で分かったことは、「吃らないようにしようと思うと、吃ってしまう」ということです。
逆に「わざと吃ろう」とすると、うまく吃ることができないこともわかりました。
つまり、吃音は自分で調整することは不可能だということ。その上で、「吃ってもいい」と自分に許可を出すと、吃る確率が格段に下がることもわかってきました。
大切なのは、「自分自身に『吃ってもいい』という許可を出すこと」。徹底的に出してあげることです。吃っても、詰まってもいい。そう自分に許可を出すと、吃音が出る確率は格段に下がるのです。
それでもあなたは悪くない
それでも、どうしても「吃音が出てしまうと困る」状況もあるでしょう。大事な場面でのスピーチとか、後ろに長い列ができている、とか、プレッシャーのかかる場面では、どうしても「吃りたくない」と思ってしまう。
そうすると、余計に力が入ってしまい、だいたい吃音が出てしまいますよね。
そういう時、周りの人に迷惑をかけてしまったな、とか相手をイライラさせてしまったな、とか、自分を責めてしまう気持ちになるかもしれません。
でも、そのことは事実だったとしても、その場を離れたら、こう自分に言い聞かせて欲しいのです。
「それでも、自分は悪くない」と。
だってそうですよね。あなたは皆に迷惑をかけないようにして「吃らないようにしよう」と思うあまり、吃ってしまったのですから。あなたは悪くないのです。
ここで自分を責めたりしないでくださいね。それでもあなたは悪くないのです。
まとめ
「吃ってもいい」と自分に言い聞かせ、それでも吃ってしまったら「それでも自分は悪くない」と言い聞かせる。
一見無責任に見えるこの二つの考え方が、あなたを吃音から解放します。
吃ってはいけない、という「制限」と、私がいけないんだ、という「罪悪感」を手放すのですね。
そうすることによって、あなたを縛り付けていたものが少しずつ解けていきます。そして、全てから自由になった時、あなたは吃音を気にせずに話せるようになるのです。
吃ってもいい。そして、もし吃ったとしても、あなたは悪くない。
この二つの考え方を、大切にしていきましょう。