吃音だから・・・とあきらめていませんか?あなたの夢、まだまだ叶います!
こんにちは。Hanaです。
今日は「夢を叶える」ということについてお話ししていきたいと思います。
動画で学びたい方はこちらから↓
吃音があるから・・・とあきらめた夢はありませんか?
あなたには、夢がありますか?
吃音を持っていると、なかなか叶えるのが難しい夢もあるかもしれません。例えばアナウンサーとか、芸能人とか、お笑いとか、人前で話す職業は少しハードルが高そうです。
でも、実際に吃音をお持ちのままそういった職業に従事している方は、たくさんいらっしゃいます。
アナウンサーの小倉智昭さん、木の実ナナさんや平野レミさん、最近はユーチューバーの方も吃音であることをカミングアウトしていますよね。芸人さんもインタレスティングたけしさんがいらっしゃるし、吃音があってもあきらめず、そういった職業についている方は、すごいな、と感心してしまいます。
とはいえ、吃音で周りの人に迷惑をかけるのではないか、と思うこともありますよね。
例えば、吃音を持っていて、医師や看護師、パイロットなどの職業になるというのはなかなかハードルが高いかもしれません。一刻を争う事態になった時にスッと声が出ないと、人命に関わる状況においては大変なことを引き起こしてしまう可能性も、実際にあるでしょう。
そう考えて、吃音であることを理由に夢を諦める、という方も少なくないのではないでしょうか。
夢をあきらめた時に考えてほしいこと
そんなとき、一度考えてほしいことがあります。それは、なぜこの夢を抱いているのか、ということ。
「芸能人になりたい」という夢があるのなら、なぜ芸能人になりたいのか。
ただみんなからちやほやされたいのか、自分の存在を多くの人に知ってもらって、認めてもらいたいのか。それとも、「吃音でありながら芸能界で活躍している」という自分の存在を通して、他の多くの吃音の方々に勇気を与えたいのか。
私は、小さい頃から作家になるのが夢でした。
落ち込んだり迷ったりしたとき、いつでも物語が私を救ってくれました。そして、自分自身も物語を書くようになりました。吃音があってうまく話せなかった私は、文字を通して自分自身を自由に表現することの楽しさに目覚めたのです。
大きくなったら、作家になりたい。
そう思った私は、文学部に行って、編集者になり、ゆくゆくは作家、という当時の王道を夢見て、大学の文学部に進みました。
しかし、時は就職氷河期でした。出版社への就職は厳しく、また吃音がある自分は、取材やインタビューなど、話すことが多い出版社勤務は難しいだろう、と考えて、その道はあきらめました。
でも、書くことは諦められず、少しずつ小説などを書いては、文学賞に応募していました。そんな日々の中、ふと、思ったのです。
私はなぜ、作家になりたいんだろう。
私が昔、そうだったように、自分の描く物語の力で人を感動させたい。辛い状況にある人を、救いたい。うまくいかない現実にもがく人たちに、少しでも前に進んでいける勇気を与えたい。
私は、ずっとそう思ってきたのでした。
そうだ!と私は思いました。当時、私は様々な経験から、吃音の苦しみから逃れつつありました。辛い状況にある人を救いたいのであれば、その場限りのフィクションよりも、現実に即した内容の本を書けばいいのではないか。自分自身の経験から導き出したメソッドを、同じように悩む人たちに分かち合う本を書けばいいのではないか。
違う形でも目的は叶えることができる!
そう思い立ち、筆を取ったのが第1作目「あなたの中の吃音さん」です。
それまで、小説以外は文学ではない、と思っていました。でも、時代は変わっています。近現代においては小説が言論の場であったように、今はそういった自己啓発本や、YouTubeといった場が言論の場となっているのです。
私が自分の体験に基づいて、吃音に対する考え方を発信することは、近現代において小説を発表して世に語りかけることと、なんら変わりがないのです。
もちろん、ベストセラー作家、というわけではないし、誰もが知っている、という立場でもありません。でも、私の本を読んでくれる人、動画を見てくれる人たちの中には「Hanaさんに勇気づけられました」「感動しました」といってくれる人たちがいます。
そう考えると、私の夢は、叶ったと言えるのではないでしょうか。
まとめ
とはいえ、私の夢は、まだ終わったわけではありません。
夢とは、形として叶えばそれで終わり、ということではなく、その形にたどり着いたら、さらに大きな目標を立ててチャレンジしていく。トライアンドエラーを繰り返しながら、より大きな成果に結びつけていく。そういうものではないでしょうか。そして、それこそが人生の喜びなのです。
夢を叶えて生きていく。あきらめてしまったあなたも、まだ遅くありません。同じ形ではなくても、その目的を達成するための方法は、いくらでもあります。
大切なことは、その夢を描いた時のピュアな気持ちを思い出すこと。青くさい、と思うかもしれませんが、そのピュアな気持ちこそ、あなたを動かす原動力になるのです。