吃音だからじゃないんです!会話が盛り上がらない本当の理由
こんにちは、Hanaです。
吃音が頻発してしまうと、会話が盛り上がらないな、と感じることはありませんか?
あ、また出てしまった・・・。みっともないな、こんなことで吃るなんて。相手に変な人って思われたかな。
そんなことを考えると、どうも会話が盛り上がらない。
「もう話すのはやめよう」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
でも、それは本当に吃音が理由なのでしょうか。今日はそのことについて考えてみましょう。
動画でサクッと学びたい方はこちら↓
あなたなら、どっちの人と話したいですか?
ここに、二人の人がいると仮定します。
一人目Aさんは、とても会話上手。話が面白く、滑らかにスラスラと話すので、みんな引き込まれます。
でも一方で、こちらから何か話をしても生返事で、すぐにまた自分の話を始めてしまう。
また、相談事を持ち掛けても「そんなこと気にする必要ないよ」とか「君の考え方が甘いんじゃない?」などとあしらわれてしまう。
二人目のBさんは、お話はあまり得意ではありません。詰まったり吃ったりしてしまうこともしばしば。
でも、とにかく聞き上手。こちらの話を熱心に聞いてくれて、「へぇ、そうなんだ!」とか「面白いね!」とか「君はそんなことができるんだね!すごいなぁ。」などと、とてもリアクション上手です。
また、相談したらとても親身になって聞いてくれて、「わかるよ。」とか「そういう時、本当に辛いもんなぁ。」などと共感してくれる。
あなたなら、AさんとBさん、どちらと会話してみたいですか?
人は話を聞いてほしい生き物
ほとんどの人は、Bさんを選ぶのではないでしょうか。
人は、話を聞いてほしい生き物。自分の話をじっくり聞いて、理解してくれる人を求めているのです。
相手の話を聞いている時も、自分は次の会話で何を言おうか、吃らずに言えるだろうか、などと考えていませんか?
吃音の人の会話が盛り上がらない理由は、実は吃るからではなく、きちんと話を聞いていないから、であることが多いのです。
他人からの人望を集め、評価を得たいのであれば、うまく話すことより、うまく聞くことに集中しましょう。
うまく話せなくて、人との会話が難しい、と悩んでいるのなら、話し方よりもまず、聞き方を徹底的に学ぶことです。
「話すこと」への興味が薄れている今こそがチャンス
とはいえ、ほとんどの人が「聞く力」の重要性を気づいているにも関わらず、なかなかそれを向上することができません。
なぜなら、人は皆「話を聞いてほしい」生き物だから。どうしても、自分の話をしたくなってしまうのです。
「会話が億劫」「話したくない」そう思っているのなら、この障害を乗り越えやすい今がチャンス。
この機会にぜひ「聞く力」を徹底的に鍛えてみてください。
まとめ
聞き上手な人の元には、人が集まってきます。
人が求めているのは、うまく話せる人ではありません。うまく聞ける人なのです。うまく聞ける人に、好感を抱き、高く評価するのです。
会話は、どっちが面白いことを言えるか、の競争ではありません。うまく聞ける人こそ、自分の株を上げることができる。
聞き上手になることで、あなたの周りに人が集まってきて、あなたの評価も上がると、あなたの自己肯定感も上がります。
そうすると、自然と話すこともうまくいくようになってきます。
吃音を「聞き上手になるチャンス」と捉えて、この際聞き上手になる道を極めてみるのもいいかもしれませんね。