一枚一枚剥がしていこう!潜在力を抑えつける「思い込み」のなくしかた
こんにちは。Hanaです。
今日は、前回お話しした潜在力を抑えつける力である「思い込み」の外しかたについてお話しします。
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硬く凝り固まった層を一枚一枚剥がしていく
もともと普通に話せる潜在力があるのに、思い込みの力によってそれが抑えつけられてしまっているから、吃音が出るのだ、ということは、前回のブログでわかっていただけたかと思います。
それでは、この思い込みの力を外すにはどうすればいいのでしょうか。
それには、今まで出来上がった「思い込みの分厚い膜」を一枚一枚剥がしていく作業をしていくしかありません。
あなたの思い込みは、それを強化する形でどんどん厚く厚く塗り固められていきました。「私は吃るんだ」という思い込みが、話そうとする潜在力を拒み、吃ってしまう現実を作り出す。そしてそれがまた「私は吃るんだ」という思い込みを強化し、その思い込みがまた話そうとする潜在力を拒む・・・。
この繰り返しによって、吃音が出来上がっていったのだとすれば、その逆をやっていけば、少しずつなくなっていく、ということになります。
行動と意識両面で行う
それでは、この思い込みを剥がしていくには、どうすればいいのでしょうか。
それは、意識と行動の両面で、その思い込みと反対の行動を積み重ねていくことが必要になります。つまり「私は話せる」という体験を積み重ね、その実績によって、その思い込みを少しずつ剥がしていくのです。
ここで重要なことは、意識と行動の両面からアプローチすることです。私はできる、といくら思っていても行動が伴わなければ、信じることはできないし、いくら行動を重ねても、これはまぐれなんだ、と意識が思っていては、やはり信じることができません。
行動の方は、すぐにわかると思います。
独り言を言う、斉読をする、メトロノームに合わせて読むなど、自分が楽に話せる状況を探し、それを繰り返すのです。できる経験を積み重ねることで実績ができ、「できない」という思い込みを「できる」に変えていきます。
「できる」方をデフォルトにする
普段、独り言や斉読(誰かと合わせて読むこと)なら吃らないのなら、あなたには「話す力」があるのです。
だから、その経験を積み重ねて、それが普通になればいいのです。「話せる状態」が普通で「吃ってしまう状況」は特別。そう思うと、「私は話せる」がデフォルトになります。
その「私は話せる」からスタートして、成功体験を積むことで、「私は話せる」という思い込みが強化されます。そして、さらに成功体験を積み重ねる。そうすることで、様々な状況においても、「私は話せる」という思い込みが適用され、話せるようになっていくのです。
逆の思い込みを定着させていくのがコーチング
「私はできる」という思い込みからスタートするのは、怖いことかもしれません。
これまでに吃ってきた経験があって、「私は吃る」という思い込みを強化してきた身としては、急に真逆の思い込みをしろと言われても、なかなかそれは難しい。
でも、これも他者の力によって可能になります。これが、コーチングです。自分だけの視点で凝り固まっている意識を、他者からの思いもよらない視点でぐるっと回転させてもらう、つまりコペルニクス的転回を図るのです。
これは、自分一人であれこれ考えていても、どうしてもできません。長年培った自分の考え方のクセに気づき、それを変化させるというのは並大抵なことではないからです。
それともう一つ、自分の魅力に気がつく、ということも大切なことです。吃音だけに囚われていると、自分の持っている様々な魅力に気づくことができません。
あなたは、吃音という個性では隠しきれない、素晴らしい魅力をたくさん持っているのに、吃音だけに意識を集中させることによって、それを十分に活かしきれていない。それはもったいないことです。それに意識を振り分け、それを伸ばすことに意識を集中させることで、結果的に抑え込んでいる「思い込み」の方に意識を使わなくなるのです。
まとめ
自動思考に組み込まれてしまっている「負のループ」を、自分だけの力で逆回転させることは難しい。
それにはコーチングの力を使いましょう。
そして、地道な努力ではありますが、日々成功体験をコツコツと積み重ねていくことも重要です。
日々の成功体験の積み重ねと、コーチングなどのアプローチによる意識改革、この二段重ねでこの「思い込み」を根気強く剥がしていく、という作業によって、吃音がなくなっていくのです。