ツラい吃音・・・治る?治らない?

吃音が辛い・・・これ、治る方法ってあるの?

こんにちは。Hanaです。

言葉を発するときに、つまったり、繰り返したりしてしまう、吃音。

発達障害の一つとされ、100人に1人の割合でいると言われています。
学校での発表やプレゼン、自己紹介やスピーチなど、大事な場面で出てしまうと、とても恥ずかしい思いをするため、苦しんでいる人が少なくありません。

近年は映画やドラマの題材になることもあってだいぶ認知度が上がってきましたが、
見た目にはわからず、その他のことは正常にこなせるだけに、そのギャップに戸惑ったり、バカにされたりして、つらい思いをしている人が多いのも事実です。

Hanaも、ずっとこの吃音に悩まされてきました。

でも、そうとはっきり自分で認めるのが怖くて、ずっと病院に行くことは避けていました。かれこれ40年近くも悩み続けた挙句、2年ほど前、ようやく重い腰を上げて吃音外来に行きました。

いくつかの検査をして、「吃音ですね」という診断が正式に(?)下された後、医師ははっきりとこう言いました。

医師

吃音は、現代の医学では完全に無くすことはできません。

Hana

そうなんですね・・・

でも、意外と、ショックではありませんでした。むしろ、ホッとしました。治らないのは自分のせいではない、ということが、はっきりわかったからです。

そしてその後、落ち着いた様子で女性医師は続けました。

医師

「完全に無くすことはできなくても、本人の捉え方や周りの配慮次第で、辛さを軽減することはできます。」

決して、治ることはないから諦めろ、というわけではないのです。

無くそうとするのではなく、受け入れる

医師の話を聞いて、私は思いました。

完全に無くならないのであれば、うまく付き合っていこう。

だって、死ぬまで一緒の「吃音さん」。いがみ合って一緒にいるよりも、受け入れて、お互い気持ちよく、仲良くいる方がずっと楽しいではありませんか。

その方が、相手も悪さもしなくなるというものですよね。

そこで私は、あることを始めました。それは・・・・

Hana

吃音さんの、いいところ探しをしよう!

ということ。

吃音は、悪いことばかりではありません

吃音があったからこそできるようになったこと、身についたスキルはいろいろあるのです。
例えば、私の場合だと・・・

・誠実である
・謙虚である
・人の痛みがわかる
・出過ぎない
・文章で的確に伝えるスキル
・話す時の雰囲気や笑顔を磨く

これらのことは全て、吃音があったから身についたものです。

いわば、吃音さんのいいところ。吃音さんが私に与えてくれたギフトなのです。

吃音は人生の一部でしかない

そして、もう一つ、大事なことがあります。

それは、吃音は人生の一部でしかない、ということ。

吃音に悩んでいる時は、それさえ治れば全ての悩みが解決するかのように思ってしまいます。

でも、当然のことながら、吃音がなければ必ず幸せになる、とは限りません。
たとえ、吃音の特効薬が発明されて、吃音がケロリと治ったとしても、日々生きていく上での、大小さまざまな問題がなくなるわけではないのです。

吃音を、うまくいかない言い訳にしている自分に気づいたら、ちょっと立ち止まりましょう。

吃音だけじゃなく、他にもあなたが見直すべき点は、あるのかもしれません。

まとめ

吃音は、排除するのではなく、受け入れましょう。

その存在を認めて、いいところも悪いところもあって当たり前だよね、とありのままに受け入れることが、吃音を軽くするコツなのです。

逃げれば追ってくる。

消そうとすれば頑固に居座る。

全て問題がそうであるように、吃音もまた同じ。
だからこそ、ありのままに受け入れましょう。

もっと大きな、あなたの人生そのものに目を向けて、できるところから改善を積み重ねていく。そのことこそが、あなたを幸せに導くいちばんの近道なのです。

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