アドラー心理学に学ぶ!あなたが唯一無二である理由

こんにちは。Hanaです。

私たちは、ついつい人と比較して落ち込んでしまいがち。あの人に比べて、私は何もできない・・・。私はダメな存在だ・・・。

でも、あなたはそもそも、ありのままで貴重な存在なのです。あなたにしかない、唯一無二の魅力を持っているのです。

その理由を、アドラー心理学を使って説明してみましょう。

動画で学びたい方はこちらから↓(前編と後編があります)

「劣等感コンプレックス」とは?

アドラーは、劣等感は悪いものではない、と言います。

人間は、そもそもライオンやゾウ、クマなどに比べ、劣っている生き物。立派な牙やツノもなければ、速く走れるわけでもない。そういう人間が、万物の長たる所以は、その劣等感を埋めるために、科学や文化を発達させてきたからです

でも、行き過ぎる劣等感は自分の価値を過度に低くし、問題を引き起こします

いわゆる「劣等コンプレックス」です。

劣等コンプレックスが過度の優越を求める

そうした、過度の劣等感である「劣等コンプレックス」が、自己肯定感を下げてしまうと、違う分野で人より優れることで、その隙間を埋めようとします。

それもまた、悪いことではありません。劣等感をバネにして、何かを成し遂げる例はたくさんあります。

しかし、劣等コンプレックスがあまりに強過ぎると、今度は過度な優越感を求めようとする、いわゆる「優越コンプレックス」を引き起こします。

そうすると、虚栄心や自慢話、また逆に人を批判したり、見下して貶めることによって、自分の優位性を図ろうとすることになります。

こうして、自己肯定感の低い人がプライドの高い人間になってしまうのです。

劣等感と優越感のバランスを取るには?

それでは、劣等感と優越感のバランスを取るにはどうしたらいいのでしょうか?

それにはまず、あらゆる人間関係はタテではなく、ヨコの関係だ、ということに気づくことです。そのことについては前回のブログに詳しいので、参考にしてみてください。

知らず知らずのうちにしているかも?「隠れ見下し」に要注意!

誰かのことを、知らず知らずのうちに見下していませんか?職業や身分、年齢、経験値などで人の上下を決めてしまっていませんか?意識せずに行なっている「隠れ見下し」に…

そしてもうひとつ、あなた自身が誰も持っていない、あなただけの唯一無二の魅力を持っている、ということに気づくことです

人には必ず、その人にしかない魅力というものがあります。

あなたが人を好きになった時のことを思い出してください。あなたは、誰かとの比較でその人を好きになりましたか?
もし、AさんがBさんより勉強ができるから、という理由で好きになったのだとしたら、その順位が入れ替わった時にあなたは、Bさんを好きになるのでしょうか?そんなことありませんよね。

誰かと比較して優れているから、というよりも、その人だけが持つ何か、に惹かれたのではないでしょうか。

あなたにも、あなたにしかない魅力というものが、必ずあるのです

そしてそこに人々は魅力を感じ、あなたという人間に興味を持つのです。それは人と比べて優劣をつけるものではなく、あなたにしかないオンリーワンなのです。

他人を信頼し、積極的に関わりあうことで貢献する

あなたは、あなたのままで唯一無二の存在であるから、貴重な存在なのです。

だから、他人を信頼し、ありのままのあなたで積極的に人と関わっていきましょう

この家庭、地域、職場などの共同体に属していて、人のために貢献しているという感覚のことをアドラーは「共同体感覚」と呼び、人はこの感覚を感じられる時に幸福だと感じる、と述べました

たとえ、人と比べて上手くできないことがあっても、過度に劣等感を感じる必要はないのです。

あなたのできない部分を指摘する人は、それだけの存在なのです。気にすることはありません。
あなたにしかない魅力に気づき、そこを認めてくれる人こそが、あなたの人生に大きく関わっていく人なのです

だから、ことさらに自分を卑下したり、自分を高く見せることなく、ありのままの自分を認めて、同じように他人のありのままの価値を認め、お互いの凸凹も認め合いながら生きていく

それこそが、人間の真の幸せだ、とアドラーはいうのです。

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